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故春日井建主幹・追悼詠ページ

LAST UPDATE 2005.1.9

 
2004年5月に亡くなられた故・春日井建主幹の作品世界や人柄を偲んだ追悼詠を掲載しているページです。
 
作 品 作者名
1  崖巣カインは一度のみなるネット名その巣より碧き鳥とび発たむ 大塚 寅彦
 
2  えいえいと歩みたる日よ夏空よ丘にのぼれば汗をぬぐわむ 喜多 寛
 
3  そのひとはまぼろしの砦 十九歳の出会いより今にいたるまで 宇都宮 勝洋
 
4  葉ざくらのあをは烈しく圧しくる永久の別れを思ひゐるとき 山下 好美
 
5  高原のラベンダー畑に師は憩う 一期一会の香のあふれを占め 長嶋 香世
 
6  トウカエデ歩道に青く影さしてひと逝きしより幾日の過ぐ 春畑 茜
 
7  逆縁のことわりながらうら悲し濡るるあじさい花ふかく垂る 柴山 保
 
8  真夜ふかくメールは届くつひにはも根の堅洲国へきみ旅立ちぬ 山田 公子
 
9  泣く暇があったら勉強しなさいと文鳥宿りし雨樋の音 吉山 英幸
 
10 越えがたき師を思ふたび越えやすき死線思ひぬ四肢横たへて 堀田 季何
 
11 天上に待つひとあれば夏隣などといふ語をつぶやきてみつ 黎 善宇
 
12 師の死とう言の葉の浮き沈みつつ悲の雨しとしと詩と死と泥む 菊池 裕
 
13 亡きひとの歌にてあれば夏至なれば紫外にふるふ光のごとし 謎彦
  
14 点鬼簿に春日井建の名を記し懶惰の今日のWindowを閉づ 二嶋 結
 
15 いびつなる旋律を愛せし未青年 星降る夜の太鼓に跳ね踊りたり 河村 壽仁
 
16 欲しかった太陽を持ち去った?君去りしその日は日差しなし TOKO
  
17 斬首の色艶やかに知らしめしひとを見送る紫の空 松田 早苗
 
18 天秤に塩と精液遺されて健やかな声黄泉より聞こゆ 斎藤 寛
 
19 すきとほる歌境に入りてみまかりし若き定家はひかりの彼方 やそおとめ
 
20 白皙の詩人は一人旅立ちぬ皐月の空に発つ白い鳥 風間 祥
   
21 地を離れゆきし日輪炎熱の蒼天を駆る 破顔のごとし ねごろちとせ
   
22 静謐にして詩人は孤高の幽り世へかたみの幾歌心に蔵(しま)ふ 中浦サチ子
   
23 火祭りの輪をぬけ来たる青年の顔にて師はゆく帰ることなく 小川秀樹
   
24 喉を病む師に糺せしが最後なり「来し」(きし)か「来し」(こし)かの稚拙なる問ひ 小松原康生
   
25 いずれの魔王行け帰ることなくと師を黄泉の国に送り給ひき 村井佐枝子
 

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