| 氏名 |
略歴・作品一首 |
| 伊神華子 |
昭和35年生。平成20年入会。 |
| 湿原をしずかに照らす星月夜モウセンゴケの赤き葉灯る |
| 石井和子 |
平成15年頃入会。第39回全国大会佳作。 |
| 「アバター」の仮想世界に入り込み浮かぶ岩にて暮しておりぬ |
| 太田典子 |
2008年3月入会。 |
| 萩揺るるたそがれどきは迷い時帰りゆきたしちちははの家 |
| 加藤あけみ |
2010年入会。 |
| 蓋をして金時豆を蒸らす時間(とき)かそけき音して秋が近づく |
| 三枝貞代 |
2010年再入会。 |
| 買取りの価格は十冊三百円。われの指紋も記憶したまま |
| 清水美織 |
2010年11月入会。 |
| 果実らの秘めたる朝(あした)ひしひしと あやういまでの青き肉叢(ししむら) |
| 竹内香織 |
2005年入会。 |
| 友情の言葉の意味に迷うときソーダの泡がピチピチはじく |
| 日比野和美 |
2005年入会。 |
| 無主の地のありてもよろし時雨降る島影彼方にけぶりてあらむ |
| 藤原良永 |
2010年入会。それまでは自分のホームページで俳句や写真などとともに短歌を発表していました。入会以後、詠歌にも力を入れて取り組んでいます。 |
| 秋暮れて暖かき日に緩やかに雲の流れて高き青空 |
| 水野直美 |
平成19年入会。平成15年歌会始入選。 |
| 病葉を踏みていずこの山越ゆる八百比丘尼とや平成の世を |
| もりき萌 |
平成2年入会 |
| 少しずつ指先透けていくわれは近頃住民税払わず |